研究課題/領域番号 |
17K12249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
国府 浩子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (70279355)
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研究分担者 |
柊中 智恵子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (60274726)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 乳がん患者 / 化学療法 / がん看護 / 生活調整 / 看護学 / 乳がん |
研究成果の概要 |
補助化学療法を受ける乳がん患者の倦怠感と活動量の推移ではクールやレジメンによる違いはみられなかった。活動量が少ない群の倦怠感は有意に高く、活動量とQOLは正の相関を示した。また、倦怠感の対処では、倦怠感が高い群は休息や動くペースの調整が多く、倦怠感が低い群では運動を多く取り入れていた。この結果から、体調の波を患者自身がつかみ、対処方略を早期に見出しながら倦怠感にあわせて活動を拡げていく重要性が示唆され、それをもとに生活調整プログラムを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学療法の有害事象である倦怠感は高頻度に出現し、生活範囲の狭小化や活動制限に大きく影響する。化学療法中の乳がん患者の活動量の低下には、感染予防や治療への影響といった患者の認識があるとされ、患者はどこまで、どのように活動してよいのかわからない状況である。倦怠感の推移や活動量とQOLの関連性、倦怠感への対処の具体的方法を反映した生活調整プラグラムにより、過度の安静を避け、患者自身が効果的にコントロールすることにより、QOL向上につながるといえる。
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