研究課題/領域番号 |
17K12348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
葉久 真理 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (50236444)
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研究分担者 |
竹林 桂子 (横山桂子) 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (20263874)
近藤 彩 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (20721921)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 助産師 / 産後 / 乳房ケア / 乳腺超音波 / 指標 / 母乳ケア / 臨床的指標 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、助産師による産後の乳房ケアにおいて、医師に紹介すべきか否かという乳房(乳腺)状況の臨床的指標を検討することである。助産師が医師に紹介すべき状況は、これまでに報告されてきた乳腺炎を疑う症状に加えて、乳房ケアにより改善がみられない硬結(大小問わず)、発熱が軽度であっても疼痛や倦怠感などの症状がある中、家族のサポートが望めない場合や、表情がすぐれず不安感があり気分が沈んでいる場合、乳がんを心配している場合である。小さな硬結は、乳汁嚢胞の場合もあれば腫瘍が疑われることもある。どうしてもとれない硬結とは、どれくらいの期間乳房ケアをしても取れないものを示すのかは、今後の課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母乳で育てたいと願う母親の中には、母乳育児失敗感や不全感、負担感を感じる者もいて、産後の抑うつの原因ともなっている。さらに近年、妊娠・授乳期の乳がんによる不幸な転帰をとる事例が見られ、授乳期の乳がんは乳瘤や乳腺炎との鑑別が難しいという現状も報道されている。助産師は、産後の乳房ケアを行う中で、対象者の全体を見て正常逸脱の有無を判断し対応している。本調査では、助産師の乳房ケアによる所見と乳腺超音波所見とをすり合わせることで、医師に紹介すべき状況を提示し、治療とケアが適時に行われ、母乳育児に関連する育児困難感や不安感を軽減するための効果的なケアの開発に繋がると考える。
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