研究課題/領域番号 |
17K12363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
鴨下 加代 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (50364120)
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研究分担者 |
土路生 明美 (東明美) 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 講師 (00347626)
西村 いづみ 広島国際大学, 医療福祉学部, 准教授 (90405522)
林 優子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 名誉教授 (90419713)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 肥満指導 / 看護 / 発達障がい / 学齢児 / 発達障害 / 肥満 / 小児看護 / 小児 / 発達障害児 / 福祉との連携 / 放課後等デイサービス / 体調管理 / 学齢 / 放課後活動 / 運動 |
研究成果の概要 |
2つの調査を実施した。最初の調査は、発達障がい児の放課後支援を担う放課後等デイサービス事業所で肥満等の健康問題に対応した支援の実施状況と課題を明らかにするために質問紙調査をした。その結果、ほとんどの施設で健康に配慮した支援がなされていた。しかし障害特性に応じた支援の難しさを感じており、医療機関、保護者等との連携を強化する必要性が明らかになった。 2つ目の調査では、発達外来で肥満の学童5名に活動量を増やすことを意識した看護を実施しその効果を検討した。子ども・家族と共に運動する場所や内容を考え、カレンダーにその取り組み結果の記入を促した結果、活動の頻度が増え、4名は肥満度の減少が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、放課後等デイサービス事業所は、発達障がいの子どもの健康問題に配慮した取り組みをしており、肥満の利用者には身体活動を増やす支援を依頼できる可能性があること、また施設の事情や利用者の特性による健康面での支援の難しさが明らかになった。これらの結果は、医療機関との連携強化を進める基礎的資料になるものと考える。 看護介入の検討は、コロナ禍で活動の機会が限られており、対象者が少なかったため十分な結果とはならなかったが、活動量の増加、肥満症のある発達障がいの子ども特有の看護介入の一例を提示できたため、発達障がいの子どもへの生活習慣病への取り組みの発展につながる基礎的資料となると考える。
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