研究課題/領域番号 |
17K12417
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 群馬パース大学 |
研究代表者 |
木村 朗 群馬パース大学, 保健科学部, 教授 (20367585)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 失明者 / 通電アラート / 衝突回避 / 駅ホーム / 公共交通機関 / 歩行移動 / 赤外線センサー / 視覚障害 / ホーム転落事故 / ヒューマンケア / 複合評価 / 視覚障害者 / スマホ歩き / 電気刺激警報装置 / 歩行 / 看護者力 / 模擬プラットホーム / 機能的電気刺激 / 危険回避 / IoT / 生体機能利用 / リハビリテーション / 解析・評価 |
研究成果の概要 |
本研究はスマートフォンの普及により駅構内のホームでそれらの使用者による失明者に衝突する事故が増え、不幸なことにホーム転落事故を誘発している状況に対して、赤外線による人感センサーにより人の動きを失明者に音声ではなく電気通電装置によって知らせる装置を開発し、その実用性を検討しました。通電警告装置が機能する条件が明らかになりました。現在市販中の赤外線センサー装置使用者がおよそ0.9m/秒で歩行し、接近者がおよそ1.3m/秒の速度で近づく条件で通電アラートは使用者への人接近情報を伝達し、使用者も自ら制止可能であることがあきらかになりました。また失明の成因別に同装置の使用感が異なることが分かりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
目が見えない人が公共交通機関を利用することは社会的活動の生命線です。スマートフォンの普及は、そのような視覚に障害をもつ人にとって画期的な情報をもたらしています。一方で、スマートフォンを利用する人々が前方を見ることなく他人に衝突することで重大な事故が生じています。これらを共に利活用し、よりよい社会にするために、失明された人にとって目に代わる衝突前の人の情報を赤外線センサーの警告を誰にも知られず得られる電気刺激を使った方法が成功するのか、誰も知りませんでした。これが機器の開発者にとっても、使用者にとっても困りごとでした。この溝を埋める成果を、この研究の成果がもたらしました。
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