研究課題/領域番号 |
17K12454
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
鰤岡 直人 鳥取大学, 医学部, 教授 (50252854)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 在宅酸素療法 / 遠隔モニタリング / 訪問看護 / 慢性呼吸不全 / 酸素飽和度 / 慢性閉塞性肺疾患 / 経皮的二酸化炭素分圧 / パルスオキシメータ / Internet of Things / IoT |
研究成果の概要 |
在宅酸素療法(HOT)の遠隔モニタリングを慢性呼吸不全患者に適用して,訪問看護に応用することを目的とした.結果として以下を得た.① 健康関連QOL票(SF-36)を用いて遠隔モニタリング介入前と介入3ヶ月後の尺度の変化を調べた.尺度に有意な改善が認められた.② 訪問看護時の指導効率向上のため,マニュアルを作成し訪問看護に適用した.③ 高炭酸ガス血症を伴ったⅡ型慢性呼吸不全の患者に対して,外来で経皮的二酸化炭素分圧測定装置を用いて安全と思われる吸入酸素流量を決定した. HOTの遠隔モニタリングに加えて,吸入酸素流量の再検討や訪問看護を行えば,より安全なHOTを構築できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在宅酸素療法は慢性呼吸不全患者さんの予後を改善する重要な治療法である.一方,患者さんが自宅などで短時間しか使用していない場合や,医師が処方した吸入酸素流量が適切でない可能性などに対する客観的確認は難しかった.本研究では遠隔モニタリング技術を利用することで,これらの臨床的問題点が解決可能であることを明らかにした.情報通信技術を用いて遠隔モニタリング可能にした在宅酸素療法の有用性を患者側からと訪問看護側から検討し,実践的な操作・指導マニュアルを作成した従来にはない研究であり,得られた情報を訪問看護師と共有して,よりよい医療が行える可能性を確認した.
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