研究課題/領域番号 |
17K12478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 |
研究代表者 |
大川 嶺子 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (50162558)
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研究分担者 |
山口 初代 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70647007)
大湾 明美 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 名誉教授 (80185404)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 精神障害 / 地域生活継続 / セルフケア支援 / 看護師 / 地域包括ケアシステム / 統合失調症 / サポート授受 / 親の介護 / 在宅介護 / 地域生活の継続 / 統合失調症者 / 精神障害者 / 統合失調症慢性期 / 老親介護 / 障害者地域生活支援 / 親介護 / 地域生活 |
研究成果の概要 |
本研究は、研究参加者の確保が困難だったため、老母親を在宅介護する統合失調症者と母親とのサポート授受から、精神科巡回診療に携わる看護師による島で暮らし続けるためのセルフケア支援に変更して継続した。 セルフケア支援の中核は、【島の暮らしと個性に根ざした“生きる”の後押し】、【島のつながりやすさを活かした“できることでの補い合い”の促進】、【暮らしの環境づくりで“島になじむ”協働】が導かれた。この結果から地域共生社会に向けた看護師の役割として、「社会参加(就労)」だけでなく、「地域の助け合い、教育(普及啓発)」が課題であることを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、精神に障害を持つ人が地域生活を継続するためのセルフケア支援として、先行研究で課題となっていた個人の自我発達への援助(存在肯定を伝える、自己再考・再編を支える)、および環境を整える援助(就労などの社会参加)が実践されていたことに加え、新しい知見として、精神に障害を持つ人であっても人と人とのつながりをつくる実践を確認できたことである。 本研究の社会的意義は、精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築に向け、「地域での助け合い・教育(普及・啓蒙)」の実践の可能性を看護の役割として提案できたことである。
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