研究課題/領域番号 |
17K12516
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
桐明 あゆみ 久留米大学, 医学部, 准教授 (20389498)
|
研究分担者 |
中村 光江 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (80381466)
三橋 睦子 久留米大学, 医学部, 教授 (50289500)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 家族介護者 / 高齢者 / 腹膜透析 / 家族 / 介護負担感 / 介護に対する自信 / 社会資源 / インフォーマルサポート / 腹膜糖液 / 介護負担 / レスパイトケア / 腹膜透析療法 |
研究成果の概要 |
本研究ではPDを受ける高齢者と家族の介護状況の実態と介護状況に対する認識と関連要因を検討し,レスパイトケアプログラムの開発に取り組んだ.家族の介護負担感には介護による時間的拘束や高齢者のADL、知人や友人への相談といったインフォーマルサポートが影響していた。また、介護に対する自信には、医師への相談や家族介護者に対する教育的支援が影響していた。これらのことから、①高齢者のPDに関する合併症の予防と早期発見②高齢者と家族介護者に対するシームレスな心理・教育的支援③インフォーマルサポートの充実④訪問看護師の支援と内容の充実を組み入れたプログラムの必要性が示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は我が国のPDを受ける高齢者と家族を対象としてこれまで十分調査されていなかった①PDを受ける高齢者の家族介護者の介護負担感や介護に対する自信といった介護状況に対する認識と関連要因②介護状況の実際を明らかにした点がある.これらの特徴を捉え,明確な根拠に基づくレスパイトケアプログラムを開発することにより高齢腎不全患者のPD療法選択の際の重要な課題である,家族介護者に対する支援の具体的な方策を示すことができた.加えて,本プログラムの実施は家族介護者の介護の質を向上させ,PD療法を受ける高齢者の合併症の予防につながる可能性がある.つまり,慢性疾患の重症化予防による医療費の抑制効果も期待できる.
|