研究課題/領域番号 |
17K12578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) 神戸市看護大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
都筑 千景 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00364034)
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研究分担者 |
桝本 妙子 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (50290218)
加藤 憲司 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (70458404)
森本 明子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90710377)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子育て支援 / 子ども虐待予防 / PMDD / PMS / QOL / 月経 / 精神的症状 / 母子保健 / 虐待予防 / 不適切な養育行動 / 縦断研究 / 育児期女性 / SOC / 養育肯定感 / 月経周期 / 不適切な養育 / 地域母子保健 / 育児期 / 母親 / 育児 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、育児期女性の月経周期に関連する症状とQOL、養育行動との関連を経年的、定量的に明らかにすること、その結果を踏まえ育児期女性に月経周期における症状や対処に関する支援ツールを開発することである。前課題に引き続き、継続調査に同意が得られた293名のうち4時点の回答が得られた81名の変化を調べた。結果、QOLは一般30代女性に比べ有意に高く、1.6歳から3歳にかけて低下するも、3歳から5歳にかけて上昇した。子どもへの不適切な関わりは1.6歳から3歳にかけ増加傾向にあったが、3歳から5歳ではほぼ横ばいであった。本結果に基づき、母親向けの支援ツールとして啓発パンフレットを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの女性に起こりうる月経周期に関する症状が、育児期女性のQOLや養育行動とどう関連しているかについて研究したものはほとんどない。これらの症状は衝動的な暴力や感情の爆発につながるとされ、虐待発生に関連があると考えるがいまだ明らかではない。月経周期に関する症状に着目する重要性を明確にすることで、育児期女性の子育て支援の必要性に関するアセスメントや評価などに活用することができる。また、育児期女性の月経に関するヘルスリテラシーを向上させ、支援に活用できるツールを開発することで、育児期女性自身の気づきを促すことにつながり、より質の高い子育て支援が可能になると考える。
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