研究課題/領域番号 |
17K12594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 国立保健医療科学院 (2021) 共立女子大学 (2019-2020) 慶應義塾大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
佐藤 美樹 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (90749540)
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研究分担者 |
金子 仁子 東京情報大学, 看護学部, 教授 (40125919)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エンパワメント / 家族 / 親 / 育児 / 尺度開発 / 乳幼児 / 子育て / 養育者 / 母親 |
研究成果の概要 |
【目的】本研究の目的は、子育て期の家族のエンパワメントの状況や変化を自己評価するための家族エンパワメント尺度を開発することである。【方法】文献検討と専門家への面接調査に基づき、尺度原案を作成した。次いで 1~3歳児を持つ親を対象に質問調査を実施し、尺度の妥当性と信頼性を検証した。【結果】26項目、5つの下位因子「家族との関係性」、「育児の効力感」、「地域とのつながり」、「親役割達成感」、「サービスの認知と活用」からなることが確認された。【結論】本研究では、子育て期の家族エンパワメントの状態を測定するための妥当性および信頼性を有する尺度が開発された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域においては子育て支援サービスの拡大にもかかわらず、必要な支援に結びつかず地域で孤立した子育て家庭が数多く生じており、子どもを取り巻く地域の課題は深刻化している。支援者には個人と家族の発達課題を乗り越える力を見極め、時間経過の中でアセスメントをしていく視点が必要である。本尺度の開発によって、まず子育て期の家族エンパワメントを客観的に数量化できることがあげられる。次に、家族の発達段階の節目で活用することで、家族の現況に合わせた支援方法の検討が可能となることが期待できる。さらに、わが国の育児の現状にあった家族エンパワメントの評価に貢献できると考える。
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