研究課題/領域番号 |
17K12622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
震災問題と人文学・社会科学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
久徳 康史 中央大学, 研究開発機構, 機構准教授 (70569706)
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研究分担者 |
檀 一平太 中央大学, 理工学部, 教授 (20399380)
山科 満 中央大学, 文学部, 教授 (40306957)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 災害 / 心理的適応 / PTG / PTS / PTE / 多変量分析 / 機械学習 / 地震 / 自然災害 / Trajectory / 分類 / 予測 / 熊本地震(2016年) / Finite Mixture Model / 心理的適応モデル / 東日本大震災 / 地震災害 / Quality of life / Posttrauatic growth |
研究成果の概要 |
本研究ではPTGの成長パターンに焦点をあて、QoL回復促進への関連性を検証することを目的とした。2017、2018年度には、PTGが一次的に成長が見られるが、その後すぐ減少してしまう偽性のPTG群が存在することを明らかにした。2019年度には、偽性のPTG群はPTG群と比較してQoLが低いことが明らかになった。2020年度には、これらの知見をJournal of Traumatic Stress誌上にて発表した。また、偽性PTG群の早期予測法も確立した。この様に、PTGに複数の時系列パターンが存在し、QoLの低下を予防するために早期介入法の重要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
時間の経過に伴いPTGが減少する偽性PTG群特有の時系列パターンが存在することが明らかになった。また、偽性PTG群はQoLが下がることが明らかになった。さらに、偽性PTG群の予測が可能になり、今後はトラウマを受けた後、早期に介入策の検証をすることが可能になった。これらにより、PTGの減少を早期に防ぐことで予後が向上しQoLが低下することを予防する可能性が高い。また、偽性PTG群の存在を明らかにすることにより、PTGには真の成長だけではなく偽性の成長も存在すると提唱しているJanus Face of PTG model of PTGが支持された。
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