研究課題/領域番号 |
17K12663
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
肖 霄 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (30707477)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ソフトウェア信頼性 / 区間評価 / ウェーブレット解析 / ブートストラップ法 / シミュレーション / 実データ解析 / ウェーブレット / ブートストラップ / データ解析 / ソフトウェア工学 / 信頼性評価 / ― / ソフトウェア / 信頼性 / 区間推定 |
研究成果の概要 |
本研究では,ブートストラップ法をウェーブレット縮小推定と融合し,優れるパフォーマンスを有する新たなソフトウェア信頼性評価方法を開発した.特に,非同次ポアソン過程のシミュレーション方法については,観測データからサンプルを生成するために必要な時間と区間評価値の統計的優位性からして,これまで幅広く使われていた Thinning 法よりも Order Statistics 法の方がより有効であることが分かった.また,ソフトウェアメトリクスデータを入力とし,ソフトウェア信頼性評価指標の区間評価値と提案方法の精度を出力とする,簡易な意思決定支援ツールを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,出荷時期決定問題等に対して柔軟な判断基準を提供することが出来,フレキシブルな意思決定に大きく貢献するものと考える.ウェーブレットに基づいたソフトウェア信頼性の区間評価方法は世界に先駆けて行われる新しい試みであり,本研究の結果は日本発の次世代ソフトウェア信頼性評価技術になり得るものと期待出来る.例えば,次のテスト日に何個バグが発見されるかを見積もることが出来,実際に見つけたバグ数が見積もった範囲を超えた場合,テストケースを見直す必要があるかどうかといったテスト進捗度管理に応用可能であり,プロジェクト責任者のフレキシブルな意思決定を支援し,ソフトウェア開発実務に大きく貢献すると考える.
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