研究課題/領域番号 |
17K12680
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 芝浦工業大学 (2018-2019) 早稲田大学 (2017) |
研究代表者 |
山崎 託 芝浦工業大学, システム理工学部, 助教 (40775243)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アドホックネットワーク / 無線マルチホップネットワーク / 経路制御 / Opportunistic Routing / 転送領域制御 / 生物模倣 / 無線センサネットワーク / 転送待機時間 / センサネットワーク / 負荷分散 / ネットワーク / 転送制御 |
研究成果の概要 |
本研究では,無線端末のみで構成され,各端末が互いに通信を中継する自律分散形のネットワークの一種であるアドホックネットワークにおいて,柔軟なデータの中継制御を実現するための中継経路制御技術についての検討を行った.特に,端末密度や通信環境などの変化が激しい場合においても適切な中継端末選択を実現し,適応的に再送制御を組み合わせることができる柔軟な手法を提案し,それらの性能評価を実施し有効性を確認した. また,中継端末を適切に選択するために必要なパラメータを事前に設定せず,動的かつ自動で得る手法を提案した.これにより,様々な環境にアドホックネットワークを適用することが容易になった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で対象としているアドホックネットワークは,災害時などの通信インフラが断絶された環境や市街地などでの通信インフラの補助的な利用などへの応用が期待されている.このような様々な環境下では,非常に多くの環境変化が利用時に生じるため,実環境で利用する際にはそれらに柔軟に対応する必要がある.本研究成果は,このようなアドホックネットワークにおいて柔軟なデータの転送制御や,転送を行うための領域を柔軟かつ動的に決定する方式を提案し性能評価により環境変化に適応しながら通信性能を維持できることを確認できた.その結果,この柔軟性によりアドホックネットワークの適用領域を様々な環境に拡大することができた.
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