研究課題/領域番号 |
17K12697
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 電気通信大学 (2017, 2019-2020) 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2018) |
研究代表者 |
渡邉 洋平 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (40792263)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 暗号理論 / IDベース暗号 / 鍵漏洩耐性 / 鍵失効機能付きIDベース暗号 / 暗号・認証等 |
研究成果の概要 |
本研究では,メールアドレス等の個人を識別できる任意の文字列(その意味でIDと呼ぶ) を公開鍵として利用可能な公開鍵暗号であるIDベース暗号 (Identity-Based Encryption: IBE) について,各種の鍵漏洩耐性を持つIBEの高安全かつ高効率な方式の実現,及び実社会の状況に鑑みた上での本質的に必要な鍵漏洩耐性を持つIBEを新たに定式化・実現することを目指した.結果として,鍵失効機能付きIBE及び鍵隔離型IBEについて様々な成果を得たと共に,新たな鍵漏洩耐性を有するIBEについての定式化も行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常のIBEにおいても高い安全性及び高い効率性を両立することは容易ではなく,近年やっと体系化されてきた研究指針である.しかし,機能付きIBEは通常のIBEとは枠組みから異なるため,IBEにおける指針がそのまま適用できる場合は少なく,学術的な工夫が必要であった.また情報漏洩インシデントは今もなお数多く起きており,そのような漏洩に耐性のある暗号技術の研究には社会的および学術的な意義があると考えられる.
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