研究課題/領域番号 |
17K12728
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
石丸 翔也 大阪府立大学, 研究推進機構, 客員研究員 (10788730)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心的状態認識 / 読書行動認識 / アイトラッキング / 赤外線サーモグラフィ / 皮膚電気活動 / 眼電位 / リカレントニューラルネットワーク / 人工知能 / 認知的行動認識 / in-the-wild study / 読書行動 / 行動認識 / 視線 / 瞳孔径 / 鼻部皮膚温度 / 認知科学 |
研究成果の概要 |
複数のセンサで記録したデータの関係を学習し,あるセンサから取得したデータを別のセンサで得られる相当のデータに変換するシステムを開発する研究である.初年度はセンサデータ変換のための基礎研究として,アイトラッカや赤外線サーモグラフィカメラなどのセンサと心的状態との関係を調査した.翌年はデータ収集基盤ソフトウェアを開発し,その安定性と拡張性を確認した.最終年度は記録対象に脳波を加え,読書行動中の興味度を視線から推定した.さらに,実世界における読書行動を眼電位計測眼鏡で認識する手法を提案し,データセットと共に公開した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,安価で日常的に記録ができるアイウェアのデータを大量に記録して高機能のものに変換するという方法で,これまでボトルネックであった「いかにして大量の行動データを集めるか」という問題を解消することができる.社会的には,教育と医療への影響が期待できる.例えば,本研究成果によって認知的行動の活動計測が実用化される.万歩計を見ながら生活することで運動のモチベーションを維持できるのと同様に,1日の読書量や会話量を計測することで,勉強のやる気を維持したり,行動の変化から病気の早期発見や治療,予防に役立てることができる.
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