研究課題/領域番号 |
17K12807
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
エンタテインメント・ゲーム情報学
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研究機関 | 高知工科大学 (2018-2021) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
竹内 聖悟 高知工科大学, 情報学群, 講師 (40625258)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 助言 / 探索 / ゲーム / 協調 / ゲームプログラミング / ゲーム情報学 |
研究成果の概要 |
人工知能の研究・開発が進み、分野によって人間よりも性能の高いAI が得られるようになっている。一方で、人間の直観が上回る部分などもあり、人間とAIとが協調するシステムが重要になると考えられる。将棋や囲碁のようなゲームにおいて、助言を受けることでプレイヤは棋力を向上することができる。そこで協調システムとして、「助言」を活用するシステムについて研究を行った。 他のゲームAI から助言として思考結果を受け、自身の思考結果と比較し、追加の思考を行うことで性能が向上することを将棋において示した。更に、助言者が必ずしも助言を受けるプレイヤよりも強くある必要がないことなど、興味深い結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間よりも性能の高いAI が多くの分野で使われるようになっている。人間とAI の協調が必要な場面もあり、そのシステムの一つとして助言システムが考えられる。AI の方が一般にミスは少ないことを考えると、人間からAI へと助言するようなシステムとなると考えれる。 そのようなシステムについて、将棋とそのゲームAI を題材として具体的なシステムの構築とその有効性について研究し、有効性を示すことができた。ゲームAI の強化という観点での成果が得られている他、助言者の性能が助言を受ける側より必ずしも優れている必要がないという結果は興味深く、ゲーム以外での助言システム利用に有用な知見であると考えられる。
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