研究課題/領域番号 |
17K12808
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
エンタテインメント・ゲーム情報学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
大村 英史 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 助教 (90645277)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 旋法・律動モデル / 音楽生成システム / 音高空間 / 音価空間 / 音楽情報処理 / 計算論的音楽理論 / 旋法 / 律動 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,旋法と律動の定量的統一モデルをつくり,それを用いた旋律および楽曲生成システムを開発することである.研究の第一フェーズとして,「音の物理的特徴量によるモデルの構築」として,音の物理的特徴量に着目し,音高においても音価においても同様な空間を作成した.研究の第二のフェーズ「提案モデルを用いた音楽生成システムの構築」として,提案モデルを用いて,音楽生成システムの構築を行った.そして,これらの研究成果を国内および国際会議などで発表をおこない,さらに,これまでに作ってきたアプリケーションをwebページにて公開した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案したモデルは,比による定式化と情報理論に基づいた確率分布によって実現している.このモデルは音の物理的関係性で成立しているため,ジャンルにとらわれず様々な音楽に適応できる理論である.さらに,このモデルは音楽から雑音(音楽として感じられない音)までを表現することが可能であるため,音楽が音楽であるためには何が必要かについて,今後検討することが可能になった.また,研究期間に音だけでなく色や抽象画について本モデルの適応を行ったが,このモデルは音楽だけで無く抽象芸術や雰囲気といったあらゆる抽象的事象の感覚生成システムへ応用が見込まれることが確認できた.
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