研究課題/領域番号 |
17K12828
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境影響評価
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
堀江 好文 秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (60785137)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メダカ / Gsdf / バイオマーカー / 性転換 / 生態毒性 / 性分化 / 次世代環境影響評価 / 遺伝子解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、男性ホルモン作用のある化学物質のばく露によって魚類の「胚期」にその発現が誘導され、かつ、性決定遺伝子カスケードである特定の遺伝子を指 標とすることで、化学物質の「性別」への影響を予測する、高解像度かつ簡便な新たな生態毒性試験法の開発を目的とした。その結果、メチルテストステロンばく露によってGsdf遺伝子の発現が誘導されたXX個体は遺伝的メスから機能的オスへと性転換していた。以上の結果から、Gsdf遺伝子は化学物質の内分泌かく乱作用を予測する 有効な遺伝子マーカーとなる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の化学物質のリスク管理は、OECD TGなどに基づいて行われているが、新規化学物質の届出件数は年々増加しており、従来の方法だけでは管理しきれないのが現状である。本研究で開発する新たな試験法は、Gsdf遺伝子を指標とすることで、化学物質の内分泌かく乱作用を予測することが可能である。これにより、試験期間が8日間(従来法では約70日間の試験期間が必要)という短期間で化学物質の生態リスクを評価できるため、今後の多種多様な新規化学物質のリスク管理に対応することが可能となる。
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