研究課題/領域番号 |
17K12836
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 東北大学 (2018-2019) 東京工業大学 (2017) |
研究代表者 |
丸林 弘典 東北大学, 多元物質科学研究所, 講師 (00723280)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 高分子 / ポリ乳酸 / バイオマスプラスチック / アミノ酸 / 結晶 / 融点 / 結晶化速度 / 結晶構造 / ポリ(α-ヒドロキシ酸) / 平衡融点 / 熱力学 / 側鎖 / ポリ(L-乳酸) / バイオプラスチック / 高分子量体 / 立体規則性 / 結晶性 / 分子間相互作用 / 微細構造 / 結晶化 / 構造-物性相関 |
研究成果の概要 |
アミノ酸を原料として、種々の側鎖構造を有する立体規則性ポリエステル、ポリ(α-ヒドロキシ酸)(ポリ乳酸の側鎖置換体)を合成した。側鎖イソプロピル基とsec-ブチル基のポリ(α-ヒドロキシ酸)は結晶性を示し、その融点は代表的なバイオマスプラスチックであるポリ(L-乳酸)より高い値を示した。ラメラ結晶の厚さや結晶多形といった固体構造の制御により、結晶性ポリ(α-ヒドロキシ酸)に潜在する熱物性を最大限に引き出し高性能化を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
【学術的意義】代表的なバイオマスプラスチックであるポリ(L-乳酸)の側鎖構造を改変した新奇高分子を合成し、側鎖構造と結晶性の関係を明らかにした。そして、結晶性を示した高分子の固体構造と基礎物性、および両者の相関を解明した。 【社会的意義】側鎖イソプロピル基の新規高分子は融点および結晶化速度の両観点でポリ(L-乳酸)より優れており、来る循環型社会において高性能バイオマスプラスチックとしての実用化が特に期待される。
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