研究課題/領域番号 |
17K12840
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然共生システム
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
斎藤 昌幸 山形大学, 農学部, 助教 (90466003)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 中型食肉目 / タヌキ / 都市生態 / 景観遺伝 / 都市 / 遺伝的交流 / 食肉目 / 行動圏 / 分散 |
研究成果の概要 |
東京都心部でGPSテレメトリによって追跡されたタヌキの位置データから、緑地を集中的に利用している個体と緑地外もよく利用している個体が確認された。糞ならびに毛に付着したDNAから東京周辺部に生息するタヌキの遺伝構造解析をおこない集団間の移動を評価した結果、都市的土地利用に起因する生息地間のつながりの弱さによって移動が制限されている可能性が考えられた。東京周辺におけるタヌキ集団は高度に分化・隔離されていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個体の移動は資源の獲得や分散において重要な役割を果たす。本研究は都市に生息するタヌキを対象にその評価をおこなった結果、遺伝的交流の観点からは都市的土地利用はタヌキの移動を妨げることが示唆された。このような知見は都市に暮らす哺乳類の生態を理解するために重要である。また、このような知見は生態系ネットワーク形成を考慮する際にも活用が期待される。
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