研究課題/領域番号 |
17K12879
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
萬羽 郁子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (20465470)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 高齢者 / 内装木質化 / スギ / におい / 心理的反応 / 生理的反応 / 心理反応 / 生理反応 / 木材 / 主観申告 / におい評価 / 若年者 / アンケート調査 / ヒノキ / 木質化 / 住環境 / 快適性 |
研究成果の概要 |
日本では長い間、木材自給率の低さや間伐材の放置などが課題であった。そのため、現在、我が国では木材の有効活用が進められている。内装木質化による効果検証は、これまで大学生を対象としたものが多かった。そこで、本研究では、内装木質化に対する高齢者の心理的・生理的反応の特徴を明らかにすることを目的とする。高齢者は若年者よりも無垢材のにおいを好む傾向がみられ、無垢材を用いた木質内装室により良い印象を持っている傾向がみられた。また、木質内装室には鎮静効果があることが示唆された。このことから、木質内装は、鎮静効果を必要とする場所や、高齢者の施設・住宅等に施すことが効果的であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、木質内装室には鎮静効果があること、若年者と高齢者では木材のにおいに対する評価結果や、木質内装室に対する評価結果などに違いがあることを明らかにした。我が国では、木材自給率の低さや間伐材の放置などが課題となっており、現在、木材の有効活用の可能性が模索されている。本研究の成果より、内装木質化は、高齢者の施設・住宅等に施すことで、高齢者が落ち着いた雰囲気の中で過ごせること、気分状態が良く過ごせる可能性が考えられる。また、内装木質化による効果が明らかになったことで、森林資源の有効活用に繋がることが期待される。
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