研究課題/領域番号 |
17K12888
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
熊倉 慧 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 講師 (80516930)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | マンネンタケ / プロテアーゼ / グルカナーゼ / グルタミン酸プロテアーゼ / β -1,3-グルカナーゼ / グルコシダーゼ / きのこ / 酵素 / 遺伝子 / 食品 |
研究成果の概要 |
本研究では、マンネンタケ(Ganoderma lucidum)子実体に含まれるプロテアーゼ及びグルカナーゼに着目し、これら酵素遺伝子を複数菌株間で比較解析した。その結果、これらの酵素遺伝子配列は菌株間で高く保存されていた。次いで複数の菌株を用いて、菌糸体から収穫後1週間目までの子実体を生育ステージ別にサンプリングし、発現解析を行った。その結果、グルタミン酸プロテアーゼでは、全ての菌株で培養菌糸体と子実体原基において発現量は多く、一方、β-1,3-グルカナーゼでは、複数の菌株で、菌糸体や子実体原基での発現量は少なく、収穫後の子実体において発現量は多くなることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果から、グルタミン酸プロテアーゼにおいて、学術的意義としては、子実体形成メカニズムの解明の一助、社会的意義としては、子実体形成が安定した菌株の選抜や栽培が困難なきのこの栽培への手がかりになると考えられる。β-1,3-グルカナーゼにおいて、学術的意義としては、きのこ共通の自己消化メカニズムの解明への手がかりとなると考えられ、社会的意義としては、食素材としての収穫適期や保存方法、機能性成分の維持やより品質の安定した菌株の選抜につながると考えられる。
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