研究課題/領域番号 |
17K12903
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
宮崎 希 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40725876)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エクオール / エクオール産生菌 / 植物性エストロゲン / 抗酸化作用 / 神経保護作用 / 過活動膀胱 / 大豆イソフラボン / 膀胱過活動 / 味噌 / 機能性食品 / 排尿障害 / 泌尿器科学 |
研究成果の概要 |
豆味噌中に含まれるエクオール産生を担う細菌の同定を行い、Pediococcus属菌を同定することができた。このPediococcus属菌が持つエクオール産生に関与する遺伝子の同定を試みたが、単独発現した酵素でのエクオール産生は確認できず同定には至らなかった。また、下部尿路閉塞ラットにおいてエクオールは膀胱機能障害の発生を予防した。その機序は、抗酸化作用だけではなく神経保護作用(膀胱における徐神経予防)が関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに報告のあるエクオール産生菌のほとんどが腸内細菌から単離されたものであるが、本研究では食品から単離している。そして食品から単離されたエクオール産生菌は機能性食品やプロバイオティクスへの応用が期待できる。またエクオールの機能として中枢神経における神経保護は培養細胞実験で報告があるが、動物を用いて膀胱内の神経(末梢神経)保護作用を示唆する報告はまだない。
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