研究課題/領域番号 |
17K12923
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 九州産業大学 (2018-2022) 東洋大学 (2017) |
研究代表者 |
吉田 明日美 九州産業大学, 人間科学部, 講師 (80734954)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 体重変動 / エネルギーバランス / 味覚 / 食習慣 / 身体活動量 / 食事調査 / 加速度計 / テーストディスク / 季節変動 / 生活習慣 / 食嗜好 / 運動習慣 / 睡眠 |
研究成果の概要 |
本研究により、我が国の若年成人における冬季の体重増加の存在が確認され、その影響は春季まで継続することが示唆された。また、冬季の体重増加に関連する可能性のある内的・外的因子が男女別に抽出されたことから、冬季の体重増加抑制のための効果的なアプローチ方法は、性別によって異なると示唆された。一方、味覚閾値の変動の寄与や、食事摂取量および身体活動量との有意な関連はみられなかったことから、冬季の体重増加の原因は個々で大きく異なり、具体的な予防策の提案には、対象者一人ひとりに対する詳細なアセスメントの実施が必要となる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で実施した横断調査および実測により、我が国の若年成人における冬季の体重増加の存在および程度が確認され、その影響が春季まで継続する可能性が示された。この成果により、国民健康・栄養調査の結果の乖離の一部を説明できると考えられる。一方、冬季の体重増加の関連因子は抽出されたものの、エネルギーバランスの崩れに繋がることが予想される、味覚閾値や食事摂取量、身体活動量に有意な関連がみられなかったことから、冬季の体重増加の原因は個人差が大きく、現場での応用のためには、さらなる研究が必要であることが示された。
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