研究課題/領域番号 |
17K12929
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
久坂 哲也 岩手大学, 教育学部, 准教授 (00779944)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中学校理科 / 実験計画能力 / メタ認知 / メタ認知スキル / 実験計画 / プロダクション・ルール / 科学的探究 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,実験を計画する能力をメタ認知スキルと捉え,それが単元や領域を超えて適応するよう一般化を図る指導方略を開発することである。本研究の成果として,1)実験を計画する際のメタ認知的知識を7つに整理できたこと,2)中学生向けの学習テキストを作成することができたこと,3)中学校での授業実践によって効果測定を行い,理科の問題だけでなく,日常生活に関する問題においても実験を計画する能力の向上が認められたこと,などが挙げられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,諸調査の結果において課題として指摘されている「実験を計画すること」に関して,この課題を解決するための指導方略を開発した。具体的には,実験計画能力を支えるメタ認知的スキルを明らかにし,その獲得を促す学習テキストを作成した。このテキストを用いた授業実践を実施して効果測定を行った結果,実験計画能力の向上が認められた。実験計画能力を支える下位のスキルを抽出し,それを意図的,明示的に指導することで実験を計画する能力を育成することができた点は,我が国の教育課題の解決に寄与すると考えられる。なお,本研究で作成したテキストは東京都内の中学校でも使用され,効果を発揮している。
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