研究課題/領域番号 |
17K12982
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
中村 寛樹 中央大学, 商学部, 准教授 (20645262)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 起業 / 社会 / 経済 / 環境 / 都市 / マクロ / ミクロ / 起業活動 / 環境・社会・経済 / 商学 / 経済事情 / 社会学 / 環境政策 |
研究成果の概要 |
まず、全世界を対象として、起業と環境・経済・社会との関係をマクロモデルで分析した。その結果、経済の発展段階における起業活動と環境負荷との関係について明らかにした。特に、起業活動が低い我が国において、いかに環境負荷を減らしつつ経済発展を遂げるかが重要であり、そのための技術革新による起業や社会起業の重要性が明らかになった。次に、日本国内の市区町村レベル、および英国ロンドンの都市レベルの分析を行った。具体的には、地域における起業活動と環境・社会・経済に関する指標が、地価に代表される地域評価にどのように影響しているかを分析し、特に起業活動が一部の地域おいては地域の価値を高めていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における起業活動は、世界各国と比較すると、必ずしも高い水準にあるとはいえない状況が続いてきた。その課題を解決するために、近年、国あるいは地域における起業支援の活動や起業支援投資促進策が活発化している。しかしながら、起業活動と社会・経済・環境との関係、およびそれらが地域評価に及ぼす影響を定量的に明らかにしたものは必ずしも十分ではない。そこで、本研究は、それらを国および都市レベルにおいて、定量的に分析した。その結果、環境負荷を減らしつつ経済発展をする際に、技術革新による起業や社会起業が重要であること、および、起業活動はある特定地域においては地域評価を高めることに貢献することが明らかになった。
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