研究課題/領域番号 |
17K12988
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
藤野 秀則 福井県立大学, 経済学部, 准教授 (70754547)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 知識継承 / 情報共有 / 雑談 / コミュニティ / ディスプレイ / 組織内広報 / コミュニケーション / オーナーシップ / インフォーマルコミュニケーション / デジタルサイネージ / 笑顔認識 / 知識継承・情報共有 / レジリエンスエンジニアリング / 休憩中の雑談 / 安全 |
研究成果の概要 |
本研究では、職場における情報共有と知識継承の活性化を目的として、職場の休憩スペースにおける仕事に関する雑談を促進する方法を開発するとともに、職場に置ける知識継承や情報共有の活性化を促すためのマネジメントの在り方について、現場調査をもとに考察をした。 開発に関して、認知心理学の知見をもとに雑談生起モデルを描くとともに、そのモデルに基づいて大型ディスプレイを用いた仕事に関する雑談誘発方法を開発した。実験の結果、実際に期待する効果があることが確認できた。 また、企業調査から、経営幹部が「組織内広報」の重要性を理解し、情報インフラやコンテンツを管理する専従者を置くことが重要である点が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義に関して、組織人として期待される行動をメンバに取らせるにあたり、組織としての強制力を働かせるより、当人の自律的行動として期待される行動を引き出す方が望ましい。本研究はこの考えの下、環境整備によって組織が期待する行動を引き出せるということや、そのためにどういうことを考えなければならないかの一例を示せたと考えられる。一方、社会的意義として、組織における知識継承や情報共有は組織が競争を生き抜いていく上で極めて重要な要素である。本研究は知識継承や情報共有を実際に促していくための具体的な方策を示すことができたと考えられる。
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