研究課題/領域番号 |
17K13000
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 |
研究代表者 |
岩城 麻子 国立研究開発法人防災科学技術研究所, マルチハザードリスク評価研究部門, 特別研究員 (30770309)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 強震動予測 / 広帯域地震動予測 / 地震動シミュレーション / 強震動 / 地震動予測 / 広帯域地震動 / 地盤震動特性 / 関東平野 / 首都直下地震 / 相模トラフ |
研究成果の概要 |
強震動予測において,理論的な地震波伝播シミュレーションでは震源モデルと地下構造モデルの解像度に対応して適応周期帯に下限があるため,概ね周期1秒より短周期側では異なる手法,すなわち統計的・経験的な手法がとられることも多い.研究代表者らは,長周期と短周期の地震動特性の経験的な関係性に基づいて長周期帯域の理論計算波形が与えられた時の広帯域地震動を予測する手法を提案している.本研究では,この手法について,主に関東地域を対象として使用する地震タイプ別の地震動の特徴や詳細な地盤構造モデルを活用してより実用的な手法の適用方法を示し,その適用性を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で検討した広帯域地震動波形合成手法は,従来の手法における長周期帯域と短周期帯域の予測手法の違いによる不整合を解消し,震源モデルや地下構造モデルに基づく理論的アプローチによる長周期帯域の情報と観測記録から得られる経験的な地震動特性を生かした実用的な手法である.関東地域における想定活断層の多数シナリオに対する広帯域地震動の予測を行い,予測結果の集合が観測記録と比べて,適切な分布をしているかどうかという観点から検証を行っており,今後,信頼性の高い広帯域地震動予測波形を用いた地域の地震ハザード評価への展開につながることが期待される.
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