研究課題/領域番号 |
17K13002
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
研究代表者 |
千田 優 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 港湾空港技術研究所, 研究官 (70774214)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 津波 / 漂流物 / がれき分布 / 津波火災 / 双方向結合モデル / がれき / 集積 / シミュレーション / 津波火災リスク評価 / がれき化 / 断片化 / 建物がれき / 津波火災モデル / 双方向結合 / リスク評価 / 自然災害 |
研究成果の概要 |
津波の流体モデルと漂流物モデル間の相互干渉を考慮した津波流動・がれき挙動双方向結合モデルの開発を行った。さらに、同一地域において流出した建物がれきの空間分布の把握と建物がれきを対象にした漂流物計算の両方を実施し、それらの結果を定量的に評価した。その結果、既往の片方向モデルによる結果と双方向モデルの計算結果を比較すると、双方向接続の場合、片方向接続に比べ漂流距離が短くなること等が分かった。さらに建物がれきを対象とする漂流物計算では、漂流過程中のがれきの破壊を考慮した数値モデルへの発展が必要であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで知見の少なかった津波火災(特に陸上で延焼した津波火災)に対して、数値シミュレーションの活用を通して知見の蓄積を行った意義は高い。特に、浸水計算の条件設定や漂流物計算の条件設定を変えた計算結果を、津波の痕跡高さやがれきの空間分布との比較を通して評価を行い、最適な数値計算条件について言及した。さらに、同一地域でがれきの空間分布の把握と建物がれきを対象にした漂流物計算の両方を実施し、それらの結果を定量的に比較検討した研究は本研究以外にない。
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