研究課題/領域番号 |
17K13005
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
杉本 知史 長崎大学, 工学研究科, 准教授 (60404240)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 斜面災害 / 多点観測 / 無線センサネットワーク / 遠隔モニタリング / 崩壊危険度評価 / 斜面地盤 / モニタリング / ワイヤレスセンサネットワーク / 地下水位 / 地盤変状 / 数値シミュレーション / 簡易水位計の開発 / 地下水位の変動計測 / 斜面 / 雨水浸透 / 地下水 / 安定性評価 / 地盤工学 / 無線通信 / 崩壊危険性の評価 |
研究成果の概要 |
豪雨災害に起因する斜面災害が多発する中,本研究では広域的な多点観測を目的として,無線センサネットワーク(WSN)を用いた斜面崩壊のモニタリングシステムの開発を行った。また,既存のセンサに対して1/10程度の精度を確保しつつ,1/10~1/100程度のコストの汎用センサを用いて低コストセンサを開発し,多数のセンサを用いた多点モニタリングと無線による遠隔モニタリングの手法を構築した。これらを用いて、実フィールドにおける屋外環境下での継続的かつ安定的なデータ収集とその分析により、降雨量と地下水位の関係や数値計算による崩壊危険度の定量的評価を行い、観測データに基づく斜面のモニタリング手法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
豪雨災害に起因する斜面災害が多発する中,本研究では広域的な多点観測を目的として,無線センサネットワーク(WSN)を用いた斜面崩壊のモニタリングシステムの開発とその収集データの適用に関する研究を行った。屋外環境下における安定的かつ継続的なデータの収集と、これらのデータに基づいた斜面の力学的安定性の評価に関する基礎的な成果を得た。現在行われている観測雨量やレーダー解析雨量と代表的な地質・地形に基づく災害危険度の評価に、本研究手法による個別の斜面の監視手法を加えることで、今後、より地域性を踏まえた防災・減災につなげるための一助となる見通しを示した。
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