研究課題/領域番号 |
17K13011
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
佐藤 大介 山形大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60536960)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 末梢交感神経 / 糖取り込み / 機能的電気刺激 / 糖代謝 / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
本研究を含む一連の研究は、運動や投薬によらない人工的な糖・脂質代謝制御法の確立を最終目標としている。この方法論確立のための基礎的な検討として、本研究では、交感神経系を介したインスリンに依存しない糖取り込みの系が存在することに着想を得て、インスリン抵抗性を有する高脂肪食ラットの末梢交感神経へ微小電極を用いた電気刺激を行った。その結果、末梢交感神経電気刺激は血漿インスリン濃度の変化を伴わずに糖取り込みを亢進する傾向にあった。本研究の結果は、ラット末梢交感神経への電気刺激による人工的な交感神経系の賦活が、インスリンとは独立に糖取り込みを亢進する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、インスリン抵抗性を有するラットであっても、末梢交感神経への電気刺激によって、インスリンとは独立に糖取り込みが亢進する可能性が示唆された。今後本研究は、作用メカニズムの解析を重ねた上で、交感神経系の人工的な賦活による糖代謝系の制御が可能な医療機器の開発へと繋がる可能性があり、将来的には運動や投薬によらない新たな糖尿病治療法の提案を目指している。
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