研究課題/領域番号 |
17K13023
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
高橋 良光 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (20632805)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 血液浄化用カテーテル / 血液透析 / 血管壁吸引 / ブタ静脈血管 / カテーテル / 圧力連動制御機能 / ブタ静脈 / 血液透析療法 / ダブルルーメンカテーテル / トラブルの可視化 |
研究成果の概要 |
血液浄化療法を迅速かつ安全に施行するために、血液透析用カテーテル(以下カテーテル)は有用である。その反面血管壁吸引が治療の妨げとなる場合がある。治療中のカテーテルの定量的評価は困難であるため、ex vivoの評価システムを確立した。生体を模擬した循環回路にはブタ静脈血管を設置し、内腔にブタ血液を循環させた。血管内にカテーテルを挿入し,血液流量(以下Qb)100~200mL/minで脱血した。血管壁吸引の発現について、エンドホールタイプカテーテルは全てのQbの条件で認めた。一方で、サイドホールを追加したカテーテルは、20%程度に抑えることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、治療中におけるカテーテルの血管壁吸引を軽減できるカテーテルについての構造が明らかになった。これは、カテーテルの血管壁吸引を可能な限り低減するための効果が得られる。仮に血管壁吸引が起きたとしても、医療者の手技により容易に改善することができるため、治療中の患者の治療効率を最大点提供できる。また、トラブル対応を最小限にすることができるため、医療者のトラブル対応に要する時間が軽減される。
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