研究課題/領域番号 |
17K13059
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
小池 祐士 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10610694)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リハビリテーション / 運動療法 / アームロボット / 患者ロボット / 教育 / 上肢 |
研究成果の概要 |
本研究は患者の上肢運動病態を再現できるアームロボットを用い,運動療法熟練者および初学者がロボットに与えた上肢運動療法を定量化し,運動療法技術の違いを明らかにし,それぞれの運動療法技術を判別できるシステムを開発し,初学者のリハビリ臨床技能教育に活用することを目的とした. 改良したアームロボットの実証実験の結果,熟練者に比べ初学者の方が,運動療法技術が不十分であり,回数を重ねた際の再現性も低いことが明らかとなった.また,初学者と熟練者の上肢運動療法技術において,運動学的にロボットアームを動かす速さと関節角度が異なり,最大角速度と最大角度の組み合わせで初学者と熟練者の技量を弁別できることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在のリハビリテーション教育では,学生が校内で患者に触れて学習する機会はほとんどなく,運動療法技術が未熟のまま臨床実習で患者と接する.学生は自らの技術に自信がなく,患者に不安や緊張を与え,患者への不利益が生じることがある.そこで我々は,脳卒中患者の運動麻痺を再現したアームロボットを開発した.これを用いることで,学生は自分の運動療法技術と熟練者の運動療法技術とを視覚的に確認することができるため,今の自分に不足している技術を理解できるようになった.また,ロボットを用いた練習が可能のため,何度でも繰り返し練習が可能になった.
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