研究課題/領域番号 |
17K13094
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
鈴木 貴子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (60549343)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 運動学習 / 運動観察 / 振動刺激 / 映像観察 / 腱振動刺激 |
研究成果の概要 |
運動を実行する際には,視覚と固有覚からのフィードバック情報を運動指令に適切に変換し続ける必要がある.近年では,運動の観察のみで大脳皮質が賦活することが示されており,これを活用したリハビリテーションが期待されている.本研究では,映像を用いた運動観察をより効果的に実施するため,腱の振動刺激で引き起こされる関節運動の錯覚を組み合わせ,それが皮質脊髄興奮性にどのような変化を与えるのかについて検討した.視覚と固有覚の入力をコントロールすることにより,選択的に皮質脊髄興奮性を変化させられる可能性が示唆された.この結果が運動の学習にどのような影響を及ぼすのかは今後検証を重ねて明らかにしていく必要がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リハビリテーションの方法は日々進歩しているが,実施に苦痛を伴わない運動イメージや運動錯覚は,新たなリハビリテーションの方法としての可能性を含んでいる.本研究によって得られた,大脳皮質の興奮性が刺激のコントロールにより選択的に変化させられる可能性は,今後のリハビリテーションの方法を考えていく上での基礎的で有用な情報の一つではないかと考える.
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