研究課題/領域番号 |
17K13095
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
吉本 佳世 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 助教 (00735409)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 近赤外イメージング / 血管イメージング / 深さ推定 / 3次元イメージング / リフォーカシング / 3次元計測 |
研究成果の概要 |
血管の3次元構造可視化を実現するために,近赤外光とレンズアレイを用いた血管の3次元イメージングシステムの開発を目的とし,その基本要素技術を確立した.近赤外光による血管透視と画像処理により焦点位置を変えた画像を生成する技術(リフォーカシング)を組み合わせ,さらに生体組織の強い散乱特性に起因するぼけを抑制するためにレンズアレイにより角度フィルタリングを加えた3次元計測システムを提案し,実験により原理確認および有効性の検討を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在実用化されている静脈可視化装置は2次元情報の提示にとどまっており,平面および深さ方向の同時取得が行える装置は実現されていない.静脈の立体構造把握は,採血や点滴時の血管の探索に有用である.本研究をさらに発展させ,血管の探索がスムーズに行えるようになれば,採血や点滴に要する時間が短縮できやり直しも少なくできる.高齢化に伴う患者増加や人手不足が深刻な医療現場においては患者1人あたりに使える時間が非常に限られており,静脈穿刺に関する所要時間の短縮は医療の質の向上に役立つと考える.
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