研究課題/領域番号 |
17K13099
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 仙台青葉学院短期大学 |
研究代表者 |
齋藤 佑樹 仙台青葉学院短期大学, リハビリテーション学科, 教授(移行) (30792048)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | ロボットリハビリテーション / セラピストの用手運動の再現 / 再現性の検証 / 安全性の検証 / 上肢機能 |
研究成果の概要 |
本研究は,上肢に運動麻痺を呈した脳卒中患者に対して,作業療法士・理学療法士等,セラピストが行う徒手的な運動療法手技を記憶して再現するロボット (Dicephalus:以下DiC,特願 2016039661)の訓練効果の検証を行うものである.DiCの安全性および再現性の検証に取り組んだ.結果,全期間を通して,DiCの誤作動等は一度も見られず,緊急停止用に作成したスイッチは,複数回のテストにて正常に動作しているとともに,セラピスト・患者の両者が簡単に操作可能であるため安全性に問題はなかった.また,Dicの出力する運動についても高い再現性を認めた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中患者をはじめ,リハビリテーションを必要とする患者の数は増加傾向にあるものの,医療財源の圧迫等により単位数の上限等が設けられ,十分なリハビリテーションが受けられない患者も多い.今後,臨床データの集積が必要となるが,本研究の成果は,患者に対する十分な練習量の提供や訓練の効率化,医療費の削減等が期待できるものである.つまり,単純な反復運動を主体とした徒手的な練習はDiCを用いた自主トレーニングに移行し,セラピストが介入する時間は,より高度な技術を要する練習や,反復運動以外の要素が重要となる練習に時間を割くといった効果的なプログラムの立案・実施につながる.
|