研究課題/領域番号 |
17K13189
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
今井 大喜 大阪市立大学, 都市健康・スポーツ研究センター, 講師 (40614483)
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研究協力者 |
岡﨑 和伸
横山 久代
竹田 良祐
河合 英理子
佐保 光祐
太田 暁美
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 寒冷ストレス / 精神性ストレス / 交感神経活動 / 認知機能 / 持久的運動能 / 精神ストレス / 瞬発的運動能 / 運動能 / アロマ |
研究成果の概要 |
本研究では、「寒冷ストレスと精神ストレスの二重の生体負荷が過度な交感神経活動の亢進によって認知機能および持久的運動パフォーマンスを低下する」という仮説を検証した。若年男性を対象に、寒冷刺激に加えて精神性疲労を誘発する条件、およびコントロール条件の2条件の下、ストレス負荷の前後にフランカー課題とトレイルメイキングテストによる認知機能検査を実施した。またストレス負荷後に80%Vo2peak強度による疲労困憊に至るまでの自転車漕ぎ運動を実施した。その結果、寒冷および精神性の複合ストレスは交換神経活動を亢進して疲労感を増悪させるが認知機能および持久的運動パフォーマンスを低下しないことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
寒冷ストレスと精神性ストレスによる二重の生体負荷が認知機能、運動能に及ぼす影響について明らかにしたことは、フィジカルな現象に対するメンタルな側面を定量的に表現した事になり、目下、災害対策・山岳遭難さらにはスポーツ現場で実際に起きている事象の具体的かつ論理的な解釈に寄与する。さらには運動・スポーツ活動を国民がより安心・安全そして効果的に実施するための方法に対する論拠を提供することとなる。
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