研究課題/領域番号 |
17K13222
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
吉清 恵介 島根大学, 学術研究院農生命科学系, 准教授 (30510739)
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研究協力者 |
清水 英寿
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | α-リノレン酸 / エゴマ油 / オメガ3脂肪酸 / 粉末油 / シクロデキストリン / 包接錯体 / 環状オリゴ糖 / 腸管吸収 |
研究成果の概要 |
エゴマ油は、オメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸を多く含むため、ヘルシーオイルとして注目されている。天然の分子カプセルであるシクロデキストリンを用いて、エゴマ油を粉末状に加工し、その体内吸収性と生理活性を評価した。その結果、粉末中のエゴマ油は体内に吸収され、血液中のα-リノレン酸と、その代謝産物であるEPAの濃度を上昇させることがわかった。また、肝臓の炎症性パラメータの値を減少させる傾向が見られた。これらの成果をもとに、エゴマ油の新たな利用法の開発が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヘルシーオイルとして注目されているエゴマ油は、オメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸を多く含む植物油であり、国内では主に中山間地域で栽培されている。天然の分子カプセルであるシクロデキストリンを用いて粉末状に加工したエゴマ油は、取り扱いに優れ、高い体内吸収性を有することがわかった。また、肝臓の炎症性パラメータの値を減少させる傾向が見られた。これらの成果をもとに、エゴマ油の新たな利用法の開発が期待される。また、エゴマ油のさらなる高付加価値化により、中山間地域農業の活性化が期待される。
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