研究課題/領域番号 |
17K13224
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 熊本大学 (2018-2019) 長崎大学 (2017) |
研究代表者 |
藤巻 慎 熊本大学, 発生医学研究所, 特別研究員(SPD・PD・RPD) (10795678)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Notchシグナル / 骨格筋幹細胞 / Notch2 / 成熟筋線維 / サテライト細胞 / 自己複製 / Notch1 / 加齢 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
骨格筋は損傷しても速やかに修復され再生する。この筋再生は骨格筋幹細胞であるサテライト細胞がになっている。本研究はサテライト細胞の機能制御に関して、Notchシグナルに着目した。そこで、サテライト細胞特異的Notch1およびNotch2欠損マウスを作出し、筋分化過程における両遺伝子の役割を解析した。その結果、Notch1およびNotch2がサテライト細胞の休止期維持や筋分化の抑制、自己複製の促進を介して幹細胞プールの維持に貢献することが明らかとなった。本研究を応用することで、筋ジストロフィーやサルコペニアなどの筋疾患予防法・治療法の開発につながることが期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、サテライト細胞特異的にNotch1およびNotch2を欠損させた遺伝子改変マウスを用いることで、Notch1およびNotch2遺伝子がサテライト細胞の運命決定を制御して骨格筋幹細胞プールを維持していることを明らかにした。本研究は世界で初めてサテライト細胞特異的Notch受容体欠損マウスを用いた研究であり、本知見によって骨格筋幹細胞の制御機構の解明が加速すると考えられる。さらに、本研究を応用することで、筋ジストロフィーやサルコペニアといった筋疾患の予防・治療法の開発につながることが期待される。
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