研究課題/領域番号 |
17K13232
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 獨協医科大学 (2021-2022) 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター (2019-2020) 早稲田大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
枝 伸彦 獨協医科大学, 医学部, 講師 (50711181)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | アトピー性皮膚炎 / 身体活動量 / 運動 / 皮膚バリア機能 / PO-SCORAD / TARC / IgE / 発汗 / 皮膚バリア / SCORAD / 角質水分量 / IL-13 / 身体活動 / 皮膚 / フィラグリン / アレルギー / サイトカイン |
研究成果の概要 |
本研究では、アトピー性皮膚炎の症状改善に対する運動の効果を明らかにするために、アトピー性皮膚炎患者を対象に病態関連因子と日常身体活動量の関係の調査ならびに運動介入の効果検証を実施した。本研究の結果から、日常身体活動量は皮膚のバリア機能やアトピー性皮膚炎の病態と関連することが明らかとなり、適度な運動習慣は皮膚バリア機能の向上および病態関連因子の改善に有益である可能性が示された。運動による皮膚への影響は、運動の強度や頻度、病態の重症度、使用薬剤、性別などによって異なる可能性があるため、メカニズム解明も含めて、今後の詳細な検討が求められる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで運動と皮膚に関する研究はほとんど行われておらず、特にアトピー性皮膚炎の病態との関連は世界的にも初の検証である。アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインにおいても発汗機能の向上は推奨されているが、運動については言及されていない現状がある。本研究では運動による皮膚バリア機能の向上および病態関連因子の改善が示されており、本研究成果は今後のアトピー性皮膚炎の治療における運動療法の有用性を示す有意義な知見となった。
|