研究課題/領域番号 |
17K13246
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
幸 篤武 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (00623224)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 追跡調査 / 線形混合モデル / 睡眠時間 / 体重 / 握力の発達 / 骨格筋量 / 就学前 / 体力 / 運動器健診 / 住環境 / 衛生 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
本研究では幼児を対象とした調査を基に、体力及び学力の発達因子の解明を目指した。体力に対しては、横断的関連性として、身体活動促進と関連する居住環境や骨格筋量や体脂肪などの体組成が関連することが明らかとなった。縦断的関連性として、休日の睡眠時間が短いことが握力の発達を促進することが明らかとなった。さらに平日と休日の睡眠時間のズレは体重の増加に影響を及ぼすこと、また食物アレルギーの有無は体重の増加に影響を及ぼすことなどが明らかとなり、これらによる介入の必要性が示唆される結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの発達を効果的に促進することは我が国のみならず世界的な課題であり、幼児期から子どもの発達を促進するためのアプローチが求められている。本研究で明らかとなった関連因子は、幼児期における発達を促すための因子と考えられ、睡眠時間のように家庭レベルでも実践可能な内容が含まれる。また食物アレルギーの既往を有することが幼児期の体重増加に影響を及ぼすことが明らかになっており、発達に注意が必要な因子についても抽出されている。これらの結果は、子どもの発達を促すための生活習慣の確立に向けた具体的指標となるものと考えられる。
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