研究課題/領域番号 |
17K13251
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
川田 裕樹 國學院大學, 人間開発学部, 准教授 (10553711)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 小児肥満 / 親子 / 体ほぐしの運動 / 生活習慣 / セルフモニタリング / 身体活動 / 健康教室 / 協調行動 / 栄養 / 歩数 / 保護者 / 支援プログラム |
研究成果の概要 |
子どもは生活習慣を自分一人で決められないため、肥満小児の生活習慣改善を試みる際には保護者をも含めた支援・介入が必要であるが、その方法は確立されていない。そこで本研究では保護者への支援方法に着目し、肥満小児の生活習慣改善に有効なプログラムの開発を試みた。我々が作成・実施したプログラムは後半において子どもの実施率が低下することが多かったが、肥満度は減少傾向にあり、肥満の進展を抑制できていた。プログラムにおいて新たに開発した「体ほぐしの運動」を取り入れたビデオエクササイズは肥満小児と保護者のコミュニケーションや協調行動を促すうえで有用なツールである可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「体ほぐしの運動」は気付きや交流をねらいとして、誰もが楽しめる手軽な運動(遊び)を通して運動好きになることを目指した運動であり、小~高校の体育実技で学習する内容であるが、肥満小児と保護者に対して「体ほぐしの運動」を取り入れて肥満進展予防を試みた報告は筆者が知る限り見当たらない。「体ほぐしの運動」が肥満小児と保護者のコミュニケーションや協調行動、あるいは保護者の子に対する新たな気づきを促すうえでの有用なツールとして、肥満進展予防に活用できる可能性を本研究で示すことができた。我々が作成した「体ほぐしの運動」を取り入れたダンスエクササイズの一部を国民が活用できるようにホームページ上に公開した。
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