研究課題/領域番号 |
17K13413
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
市川 純 日本体育大学, 体育学部, 准教授 (70507970)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ロマン主義 / コツェブー / ウィリアムズ / ペルー / フランス革命 / 奴隷制反対運動 / 英文学 / ロマン派 / スペイン / ヘレン・マライア・ウィリアムズ / 奴隷制 / ペルーのスペイン人 / 翻訳 / ドイツ / ゴシック / 植民地 / ピサロ / 英米文学 |
研究成果の概要 |
この研究では、主にドイツの劇作家アウグスト・フォン・コツェブーの悲劇『ペルーのスペイン人』の英訳、翻案、ヘレン・マライア・ウィリアムズの長詩『ペルー』を取り上げ、イギリス・ロマン主義文学におけるペルー表象を考察した。当時のペルー表象の社会的背景を考察することで、イギリスにおけるフランス革命やナポレオンの脅威、奴隷制反対運動といった、歴史的・政治的問題がここに含まれることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イギリス・ロマン主義文学におけるペルー表象の意義についてはこれまであまり研究されてこなかったが、コツェブーやウィリアムズの作品研究を行うことによって、英文学の枠に留まらない、イギリスとドイツ・スペイン・フランス・ペルーを巡る世界史的問題を提起することができた。フランス革命やアンチ・カトリシズム、奴隷制廃止運動といったロマン主義文学における諸問題が、ペルー表象には濃密に凝縮されていることが明らかとなった。
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