研究課題/領域番号 |
17K13494
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
マクマイケル ウィリアム 福島大学, 国際交流センター, 講師 (40761284)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ターミノロジー / 通訳学、ターミノロジー / 東日本大震災 / 通訳学 / 翻訳学 / ターミノロジー学 / 言語教育学 |
研究成果の概要 |
本研究では、原子力災害に関連する和単語とその英訳語に関する調査と統計的な分析を行った。その結果、原子力事故特有の用語については9年が経過している現在でも、多様な訳語が存在しており、定訳が定まっていない状況にあることが証明された。また、ターミノロジーの正確性を計る重要な要素である「訳語の容認性」、すなわち訳語として、受け手にきちんと要素が伝わるかどうかについても、政府、メディア、自動翻訳ソフト間などで使用されている用語にはその容認性に差異があり、公的な資料で使われている訳語が必ずしも最も容認される訳語ではないことが見受けられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、福島県に関する訳語が統一されていないという現状を改めて立証し、今後のあり方を検証する研究のための理論的な土台作りに貢献できたものと考える。また、通訳ガイドのスキルと素質について、調査研究に基づく統計的分析を行なう事で、今後の通訳者の教育や翻訳メモリへの応用を検討していく上で、訳語の等価性が重要である事を示唆することができた。
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