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沖縄の被爆者調査――証言収集と記録化――

研究課題

研究課題/領域番号 17K13673
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 政治学
研究機関多摩大学 (2022)
長崎大学 (2017-2021)

研究代表者

桐谷 多恵子  多摩大学, グローバルスタディーズ学部, 専任講師 (30625372)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード沖縄 / 核兵器 / 被爆者 / 琉球政府 / 沖縄戦 / 戦争体験の継承 / 戦後日本 / 直接統治 / アメリカ軍 / 放射能被害 / 長崎 / 広島 / 原爆 / 戦争体験
研究成果の概要

本研究では、沖縄の被爆者の人びとに対して被爆体験とその後の自分史について聞き取り調査を行うとともに、それらの証言を収集し、記録として残す作業に取り組んだ。以上のような作業を通して、沖縄の地域特性の中での被爆者の姿を学術的な研究として提示することを目標とした。具体的には、沖縄において被爆者や被爆関係者への聞き取り調査を行った。同時に、国内で可能な限り、沖縄の被爆者に関わる史料を収集を行った。また、史料情報が十分ではない沖縄の被爆者をめぐる史料について、発掘と所在の確認、位置づけを行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、(1)沖縄の被爆者の聞き取り調査、(2)沖縄の被爆者に関する史料調査を行った。沖縄の被爆者や被爆関係者への聞き取り調査は、彼ら/彼女らが高齢化していくために一刻を争う状況にある。被爆者の方の体調不良により聞き取り調査が直前でキャンセルとなる事があった。一方で被爆者の方が「話しておきたい」と積極的に自分史を語ってくださる事例もあった。沖縄の被爆者の証言記録は少ないため、聞き取り調査を通して得られる新たな知見は貴重である。証言の収集とその記録化は生存者がご存命である現時点での重要な課題である。本研究では、聞き取り調査を優先的に行い、インタビューを記録として残し、論文の発表に取り組んだ。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 その他

すべて 雑誌論文 (6件) (うちオープンアクセス 2件、 査読あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 3件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 広島の観光における被爆者証言活動の意味――切明千枝子さんの修学旅行者への対応経験を中心に2023

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 雑誌名

      多摩大学グローバルスタディーズ紀要

      巻: 15 ページ: 21-35

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 切明千枝子さんの思想とその個人史的背景――講演をより深く読み込むために2022

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 雑誌名

      長崎総合科学大学『平和文化研究」

      巻: 第42集 ページ: 35-53

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 「切明千枝子さんの思想とその個人史的背景ー講演をより深く読み込むためにー」2021

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 雑誌名

      長崎総合科学大学 長崎平和文化研究所『平和研究』

      巻: 42 ページ: 35-53

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 誰の視点から復興を描くのかーー被爆者が語る〈私たちの復興〉から広島の「復興」を捉え返す試み2020

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 雑誌名

      日本災害復興学会論文集

      巻: 15 ページ: 129-138

    • NAID

      130008113900

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「沖縄の被爆者問題の再考察――現代における証言の意味」2020

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 雑誌名

      平和研究

      巻: 第54号 ページ: 109-128

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 浦上の「受難」と「復興」における文化の存続――キリスト教修道士・岩永富一郎の活動を中心に2020

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 雑誌名

      インターカルチュラル

      巻: 18 ページ: 63-79

    • NAID

      40022278328

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] いま、沖縄の被爆者が伝えたいことは何か2020

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 学会等名
      日本平和学会秋季研究集会、部会5
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 沖縄の被爆者調査を通じて見える文化の問題--核時代における新しい文化創造への一考察2019

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 学会等名
      日本国際文化学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] あらためて〈わたし〉から「ヒロシマ・ナガサキ」を辿り直す試み ――平和都市ヒロシマ/国際文化都市ナガサキの掛け声との間で――2018

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 学会等名
      日本国際文化学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 広島・長崎の戦後史――「被爆」と「復興」――2018

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 学会等名
      日本災害復興学会設立10周年記念企画「復興とは何かを考える」連続ワークショップ
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「戦後長崎における被爆の痕跡と復興――1940年代、50年代を中心に――」2017

    • 著者名/発表者名
      桐谷多恵子
    • 学会等名
      核兵器廃絶長崎連絡協議会主催、平成29年度・核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 『作動する法/社会――パラドクスからの展開』2021

    • 著者名/発表者名
      林田幸広、土屋明広、小佐井良太、宇都義和編
    • 総ページ数
      302
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 『戦争と平和を考えるNHKドキュメンタリー』2020

    • 著者名/発表者名
      日本平和学会
    • 総ページ数
      189
    • 出版者
      法律文化社
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] 鈴木達治郎編『核兵器禁止条約採択の意義と課題』RECNA Policy Paper, 6, 2017

    • URL

      http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10069/37700/1/REC-PP-06.pdf

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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