研究課題/領域番号 |
17K13729
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 岡山大学 (2019) 京都産業大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
佐藤 美里 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (70794585)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 多国籍企業 / 統合 / 参入 / 水平統合 / M&A / 排他条件付取引契約 / 川上市場 / 経済政策 / 国際経済学 / 産業組織 |
研究成果の概要 |
生産性の高い企業の参入の脅威に直面した際,受入国内の企業がどのような対応を取るのか,また,実際の参入によってどのような影響が考えられるのか,という2点について国内企業の垂直的・水平的組織構造の変化に注目した研究を行った.多国籍企業の参入に直面し,排他条件付取引契約の締結によって参入阻止を実現する状況や,多国籍企業による国内投入財供給企業とのM&Aが国内企業の垂直組織構造に与える影響,多国籍企業の参入が競争政策の側面から水平統合を可能にする状況と水平統合の効果について分析し,まとめることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的余剰を増加される可能性のある効率的企業の参入であっても,既存企業にとっては自分の利益を奪われる可能性のある競合他社であり,多国籍企業のような効率的な企業の参入が与える影響や参入阻止が可能となる状況を解明することは,経済学的に重要な課題である.組織構造の変化は,社会的余剰の変化をもたらし,また,参入を行うかどうかの決定にも影響を与える点で,意義のある分析であると考える.
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