研究課題/領域番号 |
17K13788
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
福井 直人 北九州市立大学, 経済学部, 准教授 (00510918)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 人的資源管理 / Green HRM / グリーンビジネス / 環境問題 / 地球環境志向の人的資源管理 / 環境経営 / 持続可能性 / 経営学 |
研究成果の概要 |
本事業の研究目的は、人的資源管理が地球環境問題の解決にどのように寄与しうるかを解明することである。結論として、「人的資源管理諸制度が環境戦略に適合した制度設計原理に基づいて設計され、運用されるとき、従業員による環境保護行動を促進し、それが個人・組織双方の環境パフォーマンスを向上させ、ひいては環境上の持続可能性確保をもたらすこと」を理論的に提示した。また、環境パフォーマンスを向上させたとしても財務パフォーマンスの低下を必ずしももたらさないことにも言及した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで十分に学術的な議論がなされてこなかった、環境問題および環境経営論と、人的資源管理論とを結びつけて議論した点に、本研究の理論的・学術的な意義がある。そして、事例分析から導かれる示唆として、エコビジネスに取り組む企業以外においても、人的資源管理にGHRMを取り込むことで環境パフォーマンスと財務パフォーマンス双方の向上を図ることができる。2つのパフォーマンス向上は必ずしもトレードオフでない。また、GHRMを導入する際に、従来の人的資源管理諸制度にGHRM的な要素を付加する形で導入するのがよい。これが本研究から導かれる実践的提言である。
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