研究課題/領域番号 |
17K13795
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 北海学園大学 (2019-2022) 早稲田大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
金 倫廷 北海学園大学, 経営学部, 准教授 (20611255)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 組織コントロール / 組織アイデンティフィケーション / 関係アイデンティフィケーション / 自己概念志向 / アイデンティティ志向 / 組織的公正 / 質問票調査 / 公正知覚 / アイデンティティ / アイデンティフィケーション / 市場型コントロール / 成果給 / 成果主義 / 媒介効果 / 国際比較 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、組織コントロールが組織メンバーに与える影響について従業員のアイデンティティの観点から考察することであった。研究の結果、組織コントロールと従業員のアイデンティフィケーションの関係は、アイデンティティ志向によって媒介され、自己概念によって調整される一連の過程が部分的に確認された。また、組織コントロールは従業員の公正知覚に重要な影響を及ぼすとともに、知覚された公正によって組織における従業員のアイデンティフィケーションの対象に差がみられることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、組織コントロールと組織アイデンティフィケーションの関係を明らかにするという未開拓領域に注目するものであり、課題はあるものの、特に定量的な実証を試みた点は、両分野にとって学術的意義をもつものと考える。また、実務的には、どのコントロール方法を実行するかによって、特定の従業員のアイデンティティ志向が強化され、それがまた職場におけるアイデンティフィケーションのターゲットを決定すること、従業員のアイデンティフィケーションを高めるためには、公正知覚を考慮したマネジメントが必要である点、個人的自己概念志向が強いからといってアイデンティフィケーションの程度が弱いとは限らない点などが示唆された。
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