研究課題/領域番号 |
17K14031
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 白鴎大学 |
研究代表者 |
榎本 哲士 白鴎大学, 教育学部, 准教授 (60758811)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 数学教育 / 文字 / 未知数 / 変数 / ICCAMS / 代数的思考 / 教材の開発 / 学校代数 / 数学的概念の二面性 / 文字の見方 / 方程式 / 整式 / 関係 / 代数学習の過程 / 式の見方 / カリキュラム構成・開発 |
研究成果の概要 |
本研究では,中学校数学科における代数に関わる内容(特に,文字式・方程式)の教授学習を改善するために,イングランドで実施されたICCAMSプロジェクトに着目し,生徒の文字の理解を促進させる学習指導の方法を開発・検証することを通して,教材の開発原理の一部を明らかにした。具体的には,生徒による文字の解釈の変容を促進させるための学習指導の方法を検討した上で,その方法に基づいて教授実験を実施した。そして,学習指導の方法を検証しながら,教材に備えるべき要件を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで数学的な記号としての文字に対する生徒の理解について,多くの研究が行われてきた。それらの研究では多くの生徒の実態が報告されているが,その理解を促進させる方法については十分には明らかにされてこなかった。本研究はこの方法を学習指導の方法と教材の特質に焦点を当てて明らかにしようとしたものであり,この点に学術的意義がある。また,学習指導要領や教育振興基本計画では,ICTを活用した学習指導の推進が強く求められており,その推進に資する教授実験を計画・実施したことに本研究の社会的意義がある。
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