研究課題/領域番号 |
17K14041
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
山中 和佳子 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (20631873)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 音楽表現 / 身体 / 言語 / 音 / 技能 / 音楽表現能力 / 音楽科 / 身体知 / 言語化 / 器楽 / 指導言 / 比喩表現 / 比喩的な動作 / 音楽科教育 / 表現 |
研究成果の概要 |
本研究では,音楽の言語化と身体知の関係に着目して,音楽の言語化の様相,及び表現技能の向上のプロセスを探り,小学校音楽科における児童の音楽表現能力を育成する指導方法等を明らかにした。 その結果,比喩表現や比喩的な動作が,演奏時の身体感覚や身体操作への気づきを生み出し,児童相互の「感覚の共有」を促すこと,表現活動においても「音を聴く」意識をもつ必要性,教師及び児童が表現時の身体的,音楽的な相違点に気づき言語化して共有する必要性,児童の経験の中で想像し得るものと音を結び付ける言葉を使用することによって,児童の表現欲求の向上と表現の質の深まりが促されていることを事例から見ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音楽表現力の育成を目指すにあたっては,授業において第一に「音を聴く」活動を音楽表現の活動と同等に組み込み,自身や他者の音楽への聴取の姿勢を児童とともに教師も意識して身につけること,第二にそれを踏まえて音楽を言語化するという活動の流れを組み込むことが重要であり,音楽表現+聴く→聴いたことを言語化→音楽表現+聴くというサイクルを位置付けることを提案した。これらのことは論文として公表しているとともに,この研究結果を活かして学校現場での授業研究に対しての提案や実践への助言等を行っている。
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