研究課題/領域番号 |
17K14053
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
川上 貴 宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (90709552)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 統計的推論 / モデリング / モデル / 統計教育 / 数学教育 / データモデリング / インフォーマルな統計的推測 / データ / 文脈 / 再教材化 / 職能成長 / 統計的モデリング / 教員研修 / 算数・数学教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,モデリングの特性を生かして子どもの統計的推論を促進する小学校算数及び中学校数学の授業構成の枠組みを構築し,統計領域の授業の改善に活用することである。研究の成果として,①「統計的モデリングの学習指導に関する研究の国際的なレビュー」,②「統計的推論の促進におけるモデルとモデリングの特質の特定」,③「統計的推論とモデリングに焦点をあてた教師教育研究に向けた準備」を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,実世界の問題解決のためにモデルを構成・洗練するモデリングの特性を生かして,実世界の文脈と関連づけて統計的概念を醸造しながら統計的推論を促す新たな授業構成枠組みを開発し,その成果を教員研修に適用する可能性を明らかにすることができた。こうした教師教育まで射程に置く実証的かつ総合的取組は,国内外の先行研究には見られず,ここに本研究の学術的意義を有する。また,こうした本研究の成果は,知識創造化・情報化社会の中で自立・協働・創造を持続させる資質・能力を備えた人材の輩出に貢献できうる点で社会的意義も有する。
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